おじいちゃんが社長だったから

18年間行政書士のひるなみです。

行政書士の仕事の王道は、
わたしは「建設業許可申請
だと思っています。

何故「建設業」なのか?

わたしのおじいちゃんは、
建設会社の社長でした。
生まれた時から、職人さん達に可愛がられ、
氷柱を、ノコギリで切る時に出る、
細かい氷くず集めて、かき氷にしていました。

その頃、夏になると氷屋さんが、
四角い氷柱を運んできて、
職人さんがノコギリで、小さくします。
沸かした麦茶を冷たくして、
現場に持っていきます。

小学生の頃の夏休みは、
母の実家で過ごしていました。

現場から帰ってきた職人さんと、
お風呂屋さんに行くことも日課でした。
お風呂上がりには、コーヒー牛乳をグビっと。
職人さんが飲む、瓶コーラに憧れて、
初体験したときの衝撃は、忘れません。
だから、栓抜きも上手に使えました。

おじいちゃんは毎日出かけていて、
ゴルフ、競輪、麻雀、
消防団や自治会役員。
お酒は飲めない人だったので、
よくお饅頭食べてました。

社長さんって何する人なの?

夕方には一度帰ってきて、
時代劇観て涙する人でした。

    毎年の決算変更届
    経営事項審査
    役員変更届

行政書士さんが対応していたことを覚えています。

おばあちゃんは経理を担当し、
電卓は使えないから、
そろばんをぱちぱち。

伝票に使う様々なゴム印を
注文にも行きました。
スタンプ台で、ポンポンインクを
付けることが、お手伝いでした。

副本が見られた

わたしが行政書士になって、
まずお願いしたのは、
建設業許可申請書の副本を、
見せてもらうことでした。

関与していた行政書士さんが、
作った書類が、たくさん保存されていたので、
見せてもらいました。

孫の特権使いました。

手引きを読むだけでは、
わかりづらいところが、
本物見るとよくわかりました。

簿記2級までは取っておこう

決算変更届つくるなら、
簿記2級を勉強すべし。

行政書士試験に合格する前に、
社会復帰するなら必要かと思い、
日商簿記2級を取得しておきました。

自営業になると確定申告も必要ですし、
簿記は高校の必須科目に、あっても良いのでは?

最近、社会人3年目の娘は、
税金のこと、社会保障のこと、
住民票や戸籍のことを、
高校で教えて欲しかったと言っています。

わたしも説明するのですが、
「お願いだから日本語で。」
日本語しか話せないけど・・・。

「所得税」「住民税」
「健康保険」「厚生年金」

娘は「健康保険」が「共済保険」なので、
「保険者が違う」と言ったら
「日本語で」と言い出します。
う〜〜〜ん、わかり易くが難しい。

許認可の業務では、
決算書が読めないと話にならないこともあり、
簿記の勉強は新入会員さんにはお勧めしています。

    貸借対照表
    損益計算書
    株主資本等変動計算書

建設業会計もわからないと
決算報告書で税理士さんの作った決算書を
読みかえることができません。

建設業のこともわからないと、
許可申請書は作れないと思います。

意外と難しい建設業の業種

大工工事というと、
何を思い浮かべますか?

型枠工事がわかりますか?

おじいちゃんの会社は
「とび・土工・コンクリート工事」が主でしたので、
黒板にはよく
「生コン」「打設」
「ハツリ」「バラシ」などが
書かれていました。

わたしは育った環境から、
「ハツリ」なるものを、知ることが出来ましたし、
現場監督さんが、何をしている人なのかも知っていました。

今でも工事現場が大好きで、
職人さんはカッコいい!と思っているので、
ついつい立ち止まって見学しちゃいます。

先日も大きめのユンボを、
トラックに積み込んでいて、
ユンボの操作に惚れ惚れしていました。

ニッカボッカも地下足袋も好きでした。
最近は見ないな。残念。

職人さん達が、腰にぶら下げている
いろいろにも大変興味がわきます。

現場で覗いているカメラ?望遠鏡?
片方の方が棒を持って、
あれは何を測っているのしょうか。
あ〜わたしも持てみたい、
あの白と赤の棒。

夢はおかみさん

わたしの夢はおばあちゃんのように、
経理の仕事で夫の会社を支えることでした。

夫は建設会社勤務なのですが、
残念ながら社長ではないので、
自ら自営業になったのですが、
建設会社の社長夫人とお会いすることも多いので、
わたしはいつも羨望の眼差しです。

おじいちゃんが生きていた頃、
現場周りに同行したことがあります。
「あのビルはうちがやったんだ」と
わたしに教えてくれたおじいちゃん。

行政書士になったら、
建設業許可申請は絶対にやりたい!
そう思っていたので、
建設業法を読み、手引きを読み、
書類を作っています。

まだ、電子申請ではないので、
紙の厚さに達成感を感じる日々です。

これからも建設会社の
応援団のひとりでいたいです。

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